8/23/2011

新たなチャレンジ

この数カ月、心境の変化も加わり、色々な角度から
改めて自分、及びTraditionを考えてきました。
多種多様、様々な繊維メーカー、ブランドが存在する中で
 一体、今なにを大事にすべきなのか、何が今の自分に出来るのだろう。

そしてふと独り言。

とにかく自分は自分らしく。
僕は今までもこれからも、生粋のClothing Manで
ずっと居続けたいのだと改めて気付きました。
バックボーンがDJでも無ければレコードでも無い、
バイクや乗り物でもなければ釣りでも無い。

生粋の洋服人のバックボーンのTraditionでいたいのです。
 つまらない奴と言う人も居るだろうけど
そんな人じゃないと産み出せない領域があると信じています。
Traditionを身にまとい、好きな女性とのデートや
久々に逢う仲間、先輩、後輩。久々に帰る田舎の帰り道。

とにかく、何気ない瞬間でも、それを身にまとう事で、
普段の2倍、いや1,5倍でも良いからその瞬間を楽しめる、
わくわくする、人に逢いたくなる。
そして気分じゃなくなったとしても、いつかカムバックする。
懐かしい音楽の様に、そこに思い出が共存する。
そんな存在でTraditionは居たいのだと思います。

絶対無理だと思っていたシャツの製作に今日成功しました。
半袖ならば、と思い製作した時に、長袖も出来ると確信
しました。




4、5年前にこれだと思いトレースしていた襟パターンや
前たての仕様、サンプルや資料の数々。
とにかく何年も何年も想像を繰り返して来た
理想に一気に近付けました。

勝手に出来ない、って思ってはいけないけど、
それでも馬鹿になってやってやる!と思わないと
出来ない事は実現出来ないのだ。

8/22/2011

中途半端の美学と大人の物足りなさ

何かの小説みたいなタイトルですが、こんなのは無いでしょう笑

これは自分が企画や縫製する際に、実は密かに常に心掛けてている
裏テーマというか自分らしさを表現する為のワードです。

なにをどう説明すれば良いか、わかりません。

が、簡単に言えば、例えば世間的にダサイと評価するものに
あえてトライしたり、その過程を楽しんだり。
結果的にはやはりダサイんだけど、何が駄目でダサク駄作に
なるのか、逆にまさかの結果で実はかっこ良いのではないか
なんてオチでダサイモノがかっこ良かったり。
ニッチャーというかヘソ曲がりというか。

とにかく 御決まり が嫌いなのかもしれません。
ストレートすぎたり本気すぎたりすると何か引いてしまいます。

余裕感→理解するまでは時間がかかりそうなギャグ感→ありそうでない→
似合うか分から無いが可能性を感じる→結果的に粋な要素が詰まっている。

それが完成されすぎたものには少ない様な気がします。
むしろ足り無い位が丁度良い、分かってるなーと思う事が多いのです。

中途半端の美学に関しては、僕の事を知ってる方は良く分かるかもしれませんが
大人の物足りなさ、これ難しいんですよ。

例えば、セルビィッチ生地を企画で使用する際に、随所にセルビィッチ使い
しちゃうじゃないですか。

世間的なブームものっかり、売れるんでしょうけど、お腹一杯すぎて。
お疲れさまと言うか、すこし若者向けなのかもしれません。
確かにもったいないんですよ、結局捨てる部分ですから。
でもあえてそこは使わないのが好きです。
セルビィッチ、見せ使いしなくても分かる粋な方法、それも実はあるんです。
ここではふれませんが、物足りなさを選択すると言うのは
勇気もいるし、経験も必要だし、なにより余裕な空気感が
大事なのです。

まだまだ未熟ですが、自分らしさtraditionらしさというのを
大事に、と。
それがあるのと無いのでは、工場を使った際の工賃が
一緒でも、出来上がるものは全く違ってくるんですよ。


今日の生粋言でした。

8/15/2011

Live at the BBQ

だれ?
あんた誰なの!?
ハリウッド系のプライベートフォト
あ 鼻ほじったっす
若作り
なんかのジャケ風
来年も来ようぜ
CEEJEY!
あきる野市は秋川渓谷へ。
天気も良く最高な時間でした。

tep-s (camo)






ご無沙汰しております。
2011年夏、いかがお過ごしでしょうか。

7月に入ってから制作で缶詰でした。

今回メイクしたのは定番TEP-S。
生地に今回はカモを選びました。
染み込みプリント程がっちりなプリントではなく
かすれた感じのリップストップです。
  
リップストップ、響きすら懐かしいぐらいです。
おそらく学生時代以来の使用です。

経糸も緯糸もさけにくい生地で知られるこの生地は
制作の工程で悩まされる、縫ってるうちに解れる、ということが
まったくない生地で非常に楽でした。

シルエットはウエストからヒップにかけて広がり、裾にかけて
ストレートに落ちる感じです。

フロントはスラッシュポケット。ポケット口は2本ステッチ。
このプロダクト唯一の2本仕様。

他はシンプルに表にステッチが出ない地縫いのみの仕様を。
特にアウトシーム、インシーム共に地縫いのみは
traditionでは初です。
その大きな理由としては
モデルさんがタンクトップきてるぐらいですから
暑さを意識した仕様です。
結局巻けば巻くほど厚く暑くなるんですよ笑

zipはWALDESの白、シルバーを使いました。

最近はようやく少しづつですが仕様に癖がつき(らしさ)
を追及出来ている様に感じます。
明らかに面が独特に空気に、、結構きてます。