6/07/2011

DETAIL&QUALITY



部分的すぎますが、シャツのマチのみのサンプルです。
シャツと言うカテゴリーで言うと、相当な数を観て、着て、消化
してきました。オックスフォード系なアメリカントラッドには
あまり見無いディテールの一つに「マチ」があります。

オックスフォード系になれば両身頃は環縫いでは無く、折りふせ縫い、になるでしょう。
こういったマチの仕様はブルックスブラザーズ等だとみられます。
しかしながら縫製仕様、手順は全くそれとは異なります。
また昨今では多くのメーカーもオックスでシャンブレーシャツのディテールを
ズバヌキ、と言う御決まりもあるようです。
ドレス、で言うと相当な時代から存在しました。
マチ、がワークディテール、とは決して言えません。

私は会社雇われでは勿論Traditionはやっておりませんので、全てが
ハンドで全てがオリジナルパターンです。
コレクションの一品番だとしても、生産委託会社(フリヤさん)に
おおまかな仕様を伝えて、後の味付けはお任せしまーす、、。
と言うスタンスが本当に吐き気がするくらい嫌いです。
洋服、と言うより、洋服、と言うカルチャーにアグラかいてるだけ。
しっかりと考える時間が無いかもしれないが、足し算引き算出来ないのに
掛算や割り算は出来ないのです。
仮に出来ても、観る人が観れば、すぐ分かってしまうのですね。

まだまだ先が遠いマチの縫製手順、仕様ですが、徐々に
近付けて参ります。ちょうど3本ステッチが抜ける部分の
角張ったディテール、そこが難しいのです。
30年代位によくあった縫製手順です。

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