AL 1P BASIC SHIRT

#1305 AL 1P BASIC SHIRT

COTTON100%によるヘリンボーンにピンストライプが入った

何とも渋い生地に一目惚れし、そこから派生するイメージで仕上げた一着です。

一目見た時にシャツ地にしたいと思い、そしてタックインが前提のイメージ

でした。

タックインが前提と言う事は、身幅が限定されてきます。

身幅がブカブカな状態をタックインしても全くスタイリッシュではないですよね。

身幅を抑えると言う事は、すなわち肩幅に影響してきます。

肩幅に影響すると言うことはヨークにゆとりを持たせるかどうか

と言う話になりますね。

ここで別れ道が生まれます。

トラッドな着地点を目指すのか、ワーク寄りなエッセンスを加えた着地点を

目指すのか。

トラッド寄りであれば、身幅は54くらいにし、肩幅が43くらいで

ヨークにギャザーを入れる始末を選びます。

しかしこの生地は洗濯を重ねると若干毛羽立ちが生まれそうでした。

そうするとヨークに取ったギャザーは摩擦で毛羽立ちます。

その絵がこのイメージにはふさわしくなく、ワーク寄りな着地点を目指しました。

ヨークにギャザーを入れなくても身幅、肩幅がギリギリタイトで

細身に見え、着心地も良く、タックインしてもお腹まわりが

もたつかない。

そんなイメージでバランスを探すのに本当に時間がかかったシャツです。

そして風合いにも拘りました。

出来るだけアイロンは使わず、ふんわりとした風合いで立体的です。

ハンドメイドならではの風合いとは、この様な所にもあるのだと

思います。

尚、こちらの商品は、金沢highlonesome様にて

お取り扱いが御座いますのでお問い合わせ下さい。

では、各ディテールをご覧下さい。

 裾のラウンドが非常に特徴的です。

 ヨークはノータックです。地の目が楽しめる生地です。

コーディネートの邪魔にならない程度の存在感です。

 カフスはスクエアなダブルニードルに１cのタックを入れております。

 シンプルな1ポケット。このようなシンプルなポケットはイメージを左右しない、と言う

利点がありますが、その反面バランスの良い形を探るのは難しいです。

どこまで行っても、自ら型紙を起こし、裁断しミシンで縫い付け、思い通りに

なるまで繰り返す、それに尽きます。

消費者に買って頂くと言う事は、そう言う見えない努力を重ねる事でもあると思います。

 襟先は着用した時に首元にフィットする様にラウンドしたラインにしております。

 裏前立てにはブロードの生成を叩き付けております。

 ＃1305 AL 1P BASIC SHIRT
Size:M 肩幅45.5C　身幅56C　袖丈63C　着丈74.5C　裄丈86C
Col:BAIGE（未洗い）
Quality:ヘリンボーンCOTTON100%
Price:￥20.000＋tax

*2014年10月15日時点で在庫ラスト1点となっております。

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