5/03/2012

Woolrich woolen mills 1930's

WOOLRICH 1930's ビンテージシャツジャケットの紹介です。
織りが粗く、まったく詰まって感じが無いブロックチェックの生地です。
フロントの前あきが一番の特徴で、前あき7割くらいがジップで、一番下のみ
ボタンがつく、変わり種アイテムです。





サイズが非常に大きいのもありますが、おそらく各サイズポケットは
グレーディングされてなかっただろうと推測できる、身頃の大きさにたいして
極端に小さな胸ポケットが両サイドに。このバランスが結果的にデザインとして
受け入れられるようになったのは、昨今のアメリカンカジュアルブームの影響も
勿論受けていると思います。




 ナイロンの平織りのタグ。ここにも粗さがあって独特です
 このジップが欲しくて買ってしまう人も少なくないでしょう。
TALONZIPベル型、上についたコ止め。
ビンテージには欠かせない、年代判別と素敵なディテールです。
 箱形のBOX ENDも独特です。また右側に走る2本も茶色いステッチにも注目します。
経年変化で綿素材の黒糸が退色して茶色になったと推測しましたが、
よく見ると黒糸は黒糸でありました。つまりは部分によって配色、ならびに使うミシンで
色分けしていたのでしょう。
 カフスも非常に大きいです。ラウンドカフス、剣ボロのスクエア版といったところでしょうか。
尿素ボタンの削り出しでしょうか。ボタンホール、ボタンを縫う糸も良い色です。


今回は1930年代のWOOLRICHを紹介させて頂きました。
また機会があればUPさせて頂きます。

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