10/20/2014

making a trousers

次の企画のTROUSERS。
非常に時間を要しております。
パンツ、スラックス、トルザーズなど呼び方は様々ですが、
traditionの基本と成るシルエットベースを、私なりに一から掘り下げ、ベースと成る数字を導だし、次回のTROUSERS企画に向け、作業を続けております。

学生時代に学んだ教科書等も引っ張りだしてパターンやトワルをくんでみましたが、やはりそれでは目指すシルエット、穿き心地にはなりませんでした。

とは言えサンプルをそのままズバヌキしてもベースと成る数式にはまらない、
もしくは理解できず難航する、といった具合でしたが、一本のTrousersと出会い、
ようやくたたき台となるようなベーズパターンが出来ました。


センタープレスが落ちる脚の甲の部分に対して、人がどの姿勢を
とる時間が一番多いのか、その姿勢の時に一番綺麗なセンタープレスの位置は、、
しゃがんだときのゆとり、階段を上る時のストレスを運動量のバランス、
ポケットに手を入れなくても綺麗に見える脇線のライン、そして
フロントポケットに手を入れた時に、出来るだけパーツにぶつからない、
シワができない、ストレスを与えないバランス、を意識したパターン。

もっともっと拘りの箇所がありますが、とにかくこれ以上無い、と言う
ラインを求めて理想に近づけていく作業を何年も重ねてきました。
もうすぐ形になります。




WOOL SERGE FIELD TROUSERS/1945
資料からのパーツ抜きです。
ポケットのスレーキのトレース。
オリジナルのままではなく、深さも巾も変えていきます。

 最終的に出来上がったベースとなる型紙とトワル。
 トワルは計6回はこなしてきました
 一般に流通するようなレプリカも資料として解体し、現代でも引き継がれている
クセなども確認しながら作業を進めていきます。
是非、ご期待下さい。

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