5/07/2012

Us Navy Jumper

サンプルでレンタル中のUS NAVY JUMPERです。
ダンガリージャンパー、デッキジャケット等、よく考えると何通りか呼び名がある
ジャケットです。
最大の特徴はヘチマカラーと呼ばれる、前立てと合体した襟の形状。
台襟が無いので、極端に襟にボリュームが出ません。特にやせ形体系の方は敬遠されがち
だと思います。

また、数多くのメーカーからサンプリングネタとして使われる第二次世界大戦中
の代名詞と言えるジャケットです。

個人的な感触として、ここにきてまたデニム熱は確実に高まってますが、その中でも
原点回帰的な傾向が高く感じます。 US NAVYといえば、ダンガリー、シャンブレー、
デッキパンツ、CPOシャツ、ホワイトキャップ等のイメージですが、なんと言っても
アンカー(イカリ型)ボタン、マーク等のディテールはメンズより、レディース方面の
浸透具合は、相当昔からあったように思えます。そう考えると、今年は男性物も女性物も
似たようなメーカー展開傾向があるのではないかと考えたりします。






大量生産前提のパターン、縫製仕様。
チェンジボタン5個、パッチポケット2つ、袖、裾ともに三つ巻の3cステッチたたき。
2本針ミシンを駆使した、簡易ジャケット。おそらく一着縫い上げるのもそんなに
時間はかからない(専用の生産工場、環境限定であれば)アイテムだと思います。






 前立て裏は一体型の襟になってます。
なんと言っても前立てに走る2本ステッチのパッカリングが全体の盛り上がりを
引き立てております。
定番の6角型ポケット。
全体的に’簡素感’がまとまっていてオリジナルな風格があるこのテイスト。
抜け感のカタマリのようなこのジャケットを、出来るだけそのまんま、ではやりたくなく
、どこか上品さを加え、テーラードテイストのマッシュアップでパターンに落とし込み、
traditionでは初めてとなるUS NAVY JUMPERの制作を進めていきます。

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